2009年10月29日木曜日

アメリカのクリスマス

つい先日のことですが、アメリカのある州で白人と黒人の結婚を認めなかった、ということが騒ぎになっていました。
それに対して、日本のネットを見ていましたら、それはひどい、いまだにそんなに人種差別があるのか、という声がかなりありました。

私はそのニュースを見ても驚く気になりませんでした。
今回のそれはちょっとあからさまでしたのでニュースになりましたが、こんなもの日常茶飯事です。
人種差別は教養の有無、社会的地位の有無、人種の如何にかかわらずあります。
ひどいと怒っている日本人だって、けっこう差別してます。
私はこれは人間なら誰でもある感情なのではないかと思っています。

人種もそうですが、宗教の違いも大変なものです。
人種よりもっとすごいかもしれません。
アメリカは実にたくさんの人種が住んでいて、つまりそれだけたくさんの文化、宗教が雑居している国です。
そのため、最近「クリスマスカード」というものがとても減りました。

12月25日はキリスト教徒には良いですけど、ユダヤ教徒、イスラム教徒、ヒンズー教徒、仏教徒など、関係ない人がいっぱいいます。
日本人のように鷹揚な場合はいいんですけど、そうじゃない人のほうが多いです。
ですから、メリー・クリスマスなんて不愉快だ、って人もたくさんいるわけで、
それでこちらではだんだんメリー・クリスマスと言わなくなりました。
ニューヨークでいちばん大きなデパートのメーシーズも、数年前からメリー・クリスマスは使わなくなりました。
テレビのコマーシャルを見てても、いろいろなお店のディスプレイを見ても、メリー・クリスマスはかなり減りました。
なんだかさびしいなあ・・・

ではどうしているかというと、「シーズンズ グリーティング」という曖昧な言葉です。
季節のご挨拶。
まあね、無難ですよね。
クリスマスの時期と同じ頃、ユダヤ人はハヌカってお祝いをします。
黒人はクァンザっていうお祝い。
それぞれがそれぞれのお祝いをするんですね。

はっきりと相手の宗教がわかっていればいいんですけど、そうでもない時はやっぱりカードは曖昧なものが無難、というわけで、圧倒的に多いのがシーズンズ・グリーティングのカードです。

白人だとみんなキリスト教って思うと大間違い。白人にはユダヤ人もいっぱいいて、もちろんユダヤ教徒です。
そんなひとにメリー・クリスマスのカードを送ったら大顰蹙。
黒人だとみんなゴスペル歌うキリスト教かというと、それまた大間違い。イスラム教徒がいーっぱいいます。
でも、いかにも、って人はわかりますけど、顔や名前からだけではわかりません。名前なんて、変えちゃってる人がいっぱいいますものねえ。

もしかしたら世界でいちばんハデなクリスマスやってるのって、日本かも?
なんて思ってしまいます。
あながちうそでもなさそう・・・

さて、そんなこんなで今日のカードはこんなの、いかがでしょう?
氷の結晶ってきれいですよねえ。
曖昧な季節のご挨拶にぴったりでしょ。

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